mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

学生弓道時代で良かった事五つ目

二重人格になった事。

練習中と練習以外の場所で態度を変えさせられた事が強さを少し手助けしてくれた様に今は思っています。

道場内はもちろん、練習中はほとんど私語無しで、終わった途端先輩方は違う人格に変身していました。ピリピリとニコニコのメリハリが半端ない。なので自分たちも習って自然にそうなって行った具合いです。今は試合場でも他校の部員と非常にフレンドリーな状態なので、それを見ると違和感がどうしても出ます。合同練習や練習試合などはそこまで思っていませんが、勝とうが負けようが試合会場を出るまでは態度に出すなと教育された側から見るとやはり物足りません。まぁ時代が違うと言えばこの話はそこでお終いです。

大学時代に合宿所のオーナーから、他校と全く違うので部員をどうまとめているのか?と合宿打ち上げの時に聞かれた事が有りますが、結論は高校時代の影響です。一週間居るか居ないかわからないほど静かなのに、打ち上げのどんちゃん騒ぎが意外だった様です。練習中は弓の弦音、的に中る音、矢声しか聞こえない、練習が終わると後は何も聞こえない状態だった様です。私達には普通でしたが、他校の話を聞くと「へえーそんな学校有るん?」といった感じの事も聞きました。酷いのは毎晩上級生が下級生の女子にお酌させて遅くまで飲んだりする所もあった様ですが、「別に強くなるつもりが無いんじゃないの?うちの大学はまとめる為に何かするというよりも放任ですよ」と答えましたが、簡単に言うと、皆が勝ちたいと思えば自然にまとまるでしょうという事です。

昔から飲む席では三倍返し(先輩に一杯注ぐと三杯飲まされる)みたいに後輩を飲ます悪い習慣があったので辞めました。というよりも、自分達が飲む量が減るからです。酒を飲みたい奴が飲めば良い。けれど、幹部で飲んでると不思議な事にやはりチームで試合に出る下級生も加わって来ます。放任主義が良かったとは思っていないですが、練習中はその時だけでも弓道一色になるべきです。限られた時間なので。練習時間外は試合に出たい者が暇を見つけて自己練習をすれば良いでしょう。練習中と練習時間外は気持ちのスイッチを入り切りすべきと考えています。ただ、何事も始めた時に多く時間を割くべきでしょう。自動車の運転にしても、免許取得した時に下手ながらも実際に乗っていれば、多少のブランクがあってもすぐに感覚は戻りやすい。自転車もそうですが、一旦乗り方を覚えれば全く乗れなくなる事も考えにくいですね。弓を引く練習でも、じっくり引く時、矢数をかける時、知識を得る時それぞれ最初が肝心です。集中の続く時間も限られています。途切れそうになれば休憩を入れて気持ちを立て直すと良いでしょう。練習中とそれ以外の時間はきちんとメリハリを付けて区別するだけで的中も上がると考えています。強いチーム作りって、試合で中てたいか試合に勝ちたい人をどれだけ集めるかと考えて良いでしょう。

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