mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

簡単に考える弓道射法八節

「押手の肩を下げる」

=左肩甲骨の肩峰を下げる=鎖骨の先端を抑える事と言い換える。

上腕骨と鎖骨が肩甲骨と繋がって居る場所を肩峰と言うらしいです。

鎖骨は胸鎖関節で繋がっています。体幹と骨格で繋がっている場所はこの胸鎖関節の一点です。胸鎖関節の有る場所が胸の中筋です。つまり広い意味での肩は胸の中筋に関節が有るだけで、腕も肩甲骨も鎖骨の先端も中に浮いている状態です。もちろん、これで腕や肩が自由に動かせる仕組みです。

自由に動かせると言う事は、少し制御も必要になります。

私達が普通に立って気を付けの姿勢を取っているときには腕や肩の上や外側が伸びて下や内側は縮められている状態です。したがって両手を上げて背伸びすると気持ちが良いのでしょう。したがって、どこも伸びたり縮められたりしていない腕のゼロポジションが身体の真横から前に三十度で更に水平から五十度となるらしいです。押手で目付け節を押し、本弭を右肘で引くという状態はゼロポジションに近い背伸びとなる理屈が考えられるでしょう。胸の中筋と鎖骨は繋がっているので肩峰側の先端を上げない様に引く事が肩の上がらない引き方となるでしょう。勝手も同じです。勝手の場合は下るリスクも有ります。押手が上がるのか勝手が下がるのかはきちんと区別するべきでしょう。肩甲骨への意識は難しいです。横に広げたり、背骨側に寄せたり、身体の中に入れ込むなど色々な感覚がありますが、要は、両方の鎖骨の先端の位置を揃える事で多少の違いは吸収してると考えられるでしょう。打ち起こしや引き分けでは、肩とか肩甲骨とかの前に鎖骨ヘ意識を向けるとわかりやすいかもしれませんね。

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