簡単に考える弓道射法八節残身(心)
弓倒しは離れの手の内、弽の形のままで行なうと一番経済的です。
会と残身(心)で手の内と取り懸けの形がさほど変わらない事が一番でしょう。残身(心)で反省すると基本に有るのは、何故外れたかなどの的中以前に残身(心)の形で離れまでがそつなく出来たか?を焦点にするべきでしょう。
これに尽きると言いたいですね。その一立ちはあれこれせず、開き直りが大切です。矢どころが集まっていれば良いと言っても構わない。試合ではこの気持ちが優先で、「もう少しこうしたら」と思いたい所を我慢します。大雑把に引いても緻密に引いても中る時は中るし外す時は外す。一本一本手心を加えて散らばった時の無念さは意外と記憶に残ってしまうものです。離した矢はもう戻せません。常に一定の心持ちで引く事は大切にしたいですね。後ろを見ずに絶えず前を向きたいと思います。