mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道の練習で直ぐに習得出来る事と時間が掛かる事②

前回に重なる事もありますが、弓道は一人で引いてはいけない。二人でも駄目だと私は言われてきました。一人だと自分が見えなくなるからで、二人だと競ってしまうという事らしいです。色々な目で見てもらうと自分がどうなっているか?どこを直せば良いか?のヒントも多く見つけられるかもしれません。これをヒントとして練習の材料とするか、取り敢えず試しにやってみるかは意見が分かれるかもしれませんが、考え方も引き方も一つではないので試して合わなくても無駄にはならないと思っています。成功談よりも失敗談の方が参考になる場合もたくさん有るでしょう。的中の多い人や射形の綺麗で中る人、高段者の方々がやはり発言の影響力が多いのが常ですが、経験が浅い間は同じ間違いを起こさない意味での困った経験が為になる場合は多く有ると思われます。

「手の内を見せない」という言葉が弓道から派生していると聞きますが、実際には見ただけでは習得出来ないと思っています。私の仕事の世界でも技術は盗めと言われますが、見て盗んでから努力が始まると考えられるでしょう。人は自分が経験して無い事は見ただけではわからないという事を聞いた事があります。ならば、良い技術や凄い技術を見た時には、目標として努力するモチベーションを得たと思って練習の糧にすると言った方が合っているかもしれません。聞いたり、見たりしても直ぐに出来ない事が多い。しかし、練習の方向を検討する事は直ぐに出来るでしょう。最終的には自分の選択となりますが、自分の出来ていない事を出来ている人の存在を目の当たりにすれば励みになるでしょう。直ぐに出来るとすれば、人の射を見て考える事です。予測を立てる事です。それからは時間を掛けて自分が色々体験して、これっと思えるものが見つかると練習も楽しめる様になると考えています。趣味としての弓道は、修行や苦痛ではありません。楽しんでする事が成果を高めるコツとなる事は誤りでは無いと考えて練習を続けると良いかもしれません。道場で色々な引き方に触れる時に高段者だろうが、的中が多い少ない、年齢や性別の全てを越えて弓道をする仲間として互いに意見交換出来ると、時間が掛かる事も案外うまく出来るようになるかもしれませんね。

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