mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

性格と心は別物です。

百射会などが有ると、一度は百射皆中したいですね。今の私は百射する事自体骨が折れます。学生時代良く中たりを取れてた時期に五十本目を外して集中が切れたのか、最終的には二十本あまり外してしまった時の苦い経験は忘れられないです。しかも六十から八十辺りで集中して外しました。魔の二十本です。若気の至りというか百射皆中を目指していた時に、一本外すとショックで感情に蓋をして、間で何かを試してみたりしても、しっかりショックの尾を引くという身の程知らずだった時代でした。社会人で再開してからは一立ち三本ペースを常に目指す様にして、結果その辺りをうろうろしています。やはり皆中は常に目指すべきでしょうが、感覚としては、百射皆中をというよりも連中の積み重ねに挑戦している方が良いかもしれません。常に外した次の射から再び一本一本積んでいく感じです。集中の持続は結構しんどいですが、外した後に気持ちを上手く切り替える事の訓練は、試合などの場合に重要になるでしょう。

要するに何が言いたいかというと、一本外したから後全部詰めて九十九中、二本外したから後全部詰めて九十八中と引き算で最終結果を追わずに、一本一本引く方が良い結果が出るかもしれないと思っている事です。当たり前かもしれませんね。「身を整え息を整えたら心が整う」心が整う事が最善です。無心、不動心、平常心などの言葉は全て心の在り方です。たまにですが、気分や気持ちや性格などと心持ちの区別がごっちゃになっている方を見受ける事がありますが、気分が乗らないとか、気持ちの浮き沈み、性格などと的前での心持ちは別物と思って弓は引く方が良いでしょう。所作を性格や気分のせいにしない習慣が必要ですね。それに慣れて自然に感じられてくると心は整い、平常心、無心、不動心などに近づけるのではないでしょうか?

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