再び手の内
「角見」「中指と親指」「天文筋」「人差し指」「中押し」
ほぼこれらの語句が手の内を説明する時、手の内を考える時の中心になるでしょう。こう考えて、後は練習する時に熟練者に教えを乞うというのが教本一巻射法編に出てきます。簡単にすれば最低限守るべき事はそんなに多くは無いと感じられませんか?
綿所を硬くして、親指と中指の先を離さず、人差し指は下に向けないで、親指の付け根が弓の右内竹角に当たり、手の平側も握りに良く当たる様に引けば取り敢えずおしまいです。後はこれを守って修練していけばいずれ手の内が理解出来てくると考えられるでしょう。理解出来てきてから上達していきます。基本を知り理解でき上達する。出来上がる事はまずないでしょう。故に手の内で中てると考えるには少し早計の様に思っています。
虎口の皮を巻き込む当て方で、弓になるべく触れない様にして、離れで矢を前に弾かない様に、しかも力まない形を次に求めていきます。
混同してはいけない部分を区別できたなら、理解は深まっていると考えても良いでしょう。次の話題は混同しやすい部分です。いくつ思い浮かぶでしょうか?