mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道を噛み砕く⑨

ある意味私にとって悲しい情報を一つ挙げてみようと思っています。それは「下筋」についてです。

手の内を造って弓を引くと手首の内側に二本の筋が出ます。手を握る様に使うと消えてしまう(弛んでしまう)ので、握ってない指針として気にして引いて来ました。

身体の筋を切ってしまった時に代用品としてこの筋が使われる事が有ると聞きました。理由は、無くても差し支えないからだそうです。指や腕を使う為には無くても構わない様です。元々この筋が有る以上。何か理由が有るはずだと考えていますがどうでしょう。手を動かす事に必要ないとしたら、筋肉の動きを安定させる為か骨と骨をつなぐ働きを持つと考えていますが本当のところはわかりません。結果として力味を確かめる事に有効なのかはわからなくなりました。ただ、押手も勝手も肘の下側(小指側)の働きが重要と思う事に変わりは無いです。個々の腕の特徴を無視すれば、押手の肘の下側から手首の中央に出るこの筋の延長線上に中指が有って、しかも床面に水平なのが中押しの基準と考えています。勝手も小指側の支えが抜けて肘が下がる会や離れを避ける為にも重視しています。この感覚は理屈では無く肌で感じていると言ったほうがしっくりします。

手の内と取り懸け、押手と勝手共に左右の使い方は均等と考えます。これを根底に置けばいくつかの癖が解消されるでしょう。左右均等は厄介な問題ですが、理にはかなっています。最終的に打ち起こしてから離れまでに矢の挙動にブレが無ければ的中にも射法にも大きな障害は無くなるはずです。

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