性格と感情と気持ちと心
武道を志すなら、全て違うと思って区別したいものです。
性格は良し悪し、感情は激しさ、気持ちは強弱、心は広さと温度差で表現される場合が多いと考えています。
弓道での私の感じ方では、性格、感情、気持ちや気分は表に見せず心でコントロールするとなります。
不動心、平常心、無心などの言葉は、やはり「心」が付かないとしっくりこないと思われます。
一番難しいと思う事は感情、気持ちなどを表に「見せない、悟らせない」というよりも「素直で正直な心」を持つ事です。人間自体そもそも考える生き物です。感情も気持ちも動かない人が居れば、それはそれで問題だと思っています。したがってストレス発散の為に道場に通うのではないけれど、何故雑念が消えないか悩んでもストレスが溜まるだけでなおまずいでしょう。
自分の気持ちや感情を心でコントロールすると言いましたが、それは最終的では無くて、そのままを受け入れる事が出来、そのさまざまな雑念を素直に認めた中で心を平らかに保つ様に心掛けると良いかもしれません。出来る出来ないの前に心掛ける事が大切で、その積み重ねを信じてみましょう。何事もはじめから上手くいかなくて当然です。要は表し方の問題で感情や気分、気持ちを無くせないし、否定もできません。