mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓の力を利用する事

これは「弓を操作する事」とは違いが有ると考えています。特に現代の弓道では武器の時代と違います。しかし元々武器である事に変わりはありません。なので的中と威力を求め強い弓を引くのも一つの道、美しさを求めるのも一つの道、精神鍛錬や禅と結び付けるのも一つの道です。どれかを否定したり、全てを一度に求めたりするから厄介な事になると思っています。以前お話しした様に、例えば剣道なら、取得したい段位の年数だけ修練を重ねないと昇段審査は受けられません。例えば二段に合格したらそこから三年間は修練を積んで三段を受講する資格が得られます。四段なら三段から四年、五段なら四段から五年となります。今日三段に合格したら四段には四年後から受講資格が与えられるという事です。幸い弓道では、長くても中一年でしょう(私の記憶では)。きちんと弓道をするならやはり修練を積む年数は必要です。

ところで、弓の力を利用する事の取っ掛かりは、弓に矢を飛ばしてもらうことから始まるとしています。槍や剣は投げる時も有るでしょうが、矢は投げても威力はありません。取っ掛かりは弦に番えて弓力に相応しい矢を飛ばす事と改めて意識しましょう。意外と力を矢に込める結果となっている場合が多いと考えています。勿論、取っ掛かりでの話しです。プラスαを考えるなら修練を積んでからです。道具が単純である以上単純に引ける事が重要です。基本から応用に進むのが自然ですね。自分に合う弓でその弓力に相応しい矢を飛ばす事が最善と考えています。最初と最後は無技となる事がたぶん一番正道に近いと考えられるでしょう。

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