mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

早気を考える②

言葉を変える事を少しづつ検討してみたらどうでしょうか?

単純で道具も要らず、一人でも出来てコストも掛からないけど効果的です。難しくはないでしょうが、ここでも習慣と脳の記憶が邪魔をします。口癖というのもなかなか変えられません。性格や性分を変えるのは困難ですが、言葉は口に出す前に一呼吸置くと割に簡単になるかもしれません。

「〜ねばならない」「〜が出来ない」などの否定的な言葉を使わない様に考える事が有効です。

例えば「持たなければならない」「持つ事が出来ない」という類いを言わない様にします。

これは別に早気に限った事でも無いですが、取り敢えず早気に関する事でも良いので何か一つの事に焦点を当てて実行してみて下さい。今回は早気に焦点を当てます。

前回と合わせて考えると、今は取り敢えず早気で悩む心のストレスを少しづつ軽くしようと考えて、主に時間の長さとかに絞って意識をしてから、他の事は置いて少しの改善を単純に喜べば良いと思います。直ぐには治せないのが当然なので。射の云々は置いて「ただ持とう」で充分です。

「上手に引いて会も充実、的中も取れて離れの感じもまぁまぁ」などと欲張らずに、「昨日よりも少し長く持ってみよう」「一人で長さが改善されるまでは人の言う事も受け流そう(これは問題が有ると考える人もいます)」で良いのです。早気の人が引いていると、勝手に数を数えたり「まだまだ、そこから頑張って」など善意の声が掛かりますが、結局は見えないストレスを与えられて集中力が乱されます。的を単純に目に映し何かに執着しない訓練と重ねて時間を保つ事に慣れるまでは自分が頑張るしかないでしょう。試合や審査でも人が横に付いてくれもしないし、孤独です。厳しい事を言うかもしれませんが、早気は人の力を借りて克服する事は難しいでしょう。

勝手の取り懸けを会で集中する様に神経を使います。更に厳しい事を言うと早気でも的中が取れる人は、持てば色々な雑念が気になる人とも言えます。恐怖を克服したり、雑念を払ったり出来る様になるには、それこそ精神修行に行かないと駄目かもしれませんね。そこまで重く考えずに冷静に自分の世界を造って下さい。これも改善策の一つの提案です。極端な話し、長く持っていても狙っているだけの人は結構多いと思っています。一番良い所で離せればそれはそれで別の成果です。打ち起こしの前に色々考えず、単純に素直に引けると良いですね。

「今のはちと早かったかな」位が丁度良いです。

×

非ログインユーザーとして返信する