mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

例えば構えと攻撃に分けて考える事は自然

弓道では「足踏みから弓構え」

野球やテニス、バトミントン卓球諸々と道具を使うなら「構えとスイング」

または「準備と効果」「原因と結果」などと言い換えてしっかり分けられると、どうしたら良いかが理解しやすいかもしれません。

以前、プロ野球選手だった落合博満さんと前田智徳さんの打撃理論の対談を聞いた事が有ります。かいつまんで言わせてもらうと、他の選手の皆さんは早く準備(バックスイング)して早くバットを振ろうと練習するけど、この二人はゆっくりテイクバックしてゆっくり振る様に心掛けていたそうです。

普通どんな球にも対応出来る様に早くテイクバックして、速い球にも負けない様にスイングスピードを磨く様な練習をする事が良く無いという事です。私のイメージとも真逆の考え方ですが、結果を残した選手は考え方も独自に理論を持っていた様ですね。この対談にかこつけて何が言いたいかというと、何を焦るのか?と二人が言っているように感じたという事です。早くテイクバックしてしまうとそこで一度動作が止まる。止まってから再び動き出す事は余り良く無いといったニュアンスですね。なんとなく伝わるでしょうか?落合さんは静から動に移るのではなく、動から動に移るのが自然じゃないかと語られていました。

弓道では射法八節は連続動作で止まって見えるだけだといった事を耳にした事はありませんか?打ち起こして息を吐いて止まる。大三で息を吐いて止まる。こうなってしまうと動き出しにスキが生まれるという事です。たまには、打ち起こしてから離れまで止めずに流して引いてみて下さい。先を考え、気持ちは動くが身体が遅れるって感じがわかるでしょう。または動作を流すと今度は気持ちがついていかない。この感覚を時には実感して下さい。

やはりリズムが良いとパフォーマンスも上がります。一つ一つをきちんと行うが掛ける時間はまばらというのはいただけません。時間を掛ければ丁寧というのも一概に言えないでしょう。スッとさり気なくきちんとがベストで更には息に合っていると尚望ましい。引き分けに時間が掛かる場合が多くなりがちなので気を付けたいですね。

結局「早く打ち起こして止まる」と言うよりも「ゆっくり打ち起こして止めない」をたまに実践してみて欲しいと思っています。

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