mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

離れには残身(心)を思う

刹那的に一瞬で離すなという事をスッとあるいはポ~ンと離して残身(心)を執るまでをセットとします。動作が止まってからが残身(心)で動いている間は離れと捉えるのは自然と思っています。

パッと一瞬で離すほど残身(心)の形は一定しないでしょう。残身(心)は結果で意識しないという事も理解出来ますが、いざ審査でも受けようかと思えばやはり残身(心)の形は気になってきます。ならばある程度は思う形を目指して習慣にするのも有りでしょう。意外にも動いている間を離れとした方が軽く離す事が出来ると考えています。これは個人的な感想で正しいかどうかは問題にして無いです。

ぶれない様にあるいは引っ掛からない様にタイミングを合わせてパッと離す方が手先の力みを生みやすく、指先に力が入ると考えられるでしょう。

実際の動きとしては、肘を支点に尺骨の角度を変えずに扇を描く様に考えてみたらどうでしょうか。押手と同じ様に、無意識でも肘が動いて調整してくれます。動かそうとしなくても自然に動く事が重要です。手首の位置は押手と同じで肘の角度は135度160度位が良いと思っています。残身(心)まで考えるにしてもピンと180度まで伸ばすと左右均等にはなるかも知れませんが、作った感が強くなりやすいと思われます。狙いは的の前っぷちに付けて押手から振り込めば、高さは別にしても的幅一杯が使えます。前に飛ぶ人が後ろっぷちに狙いをつけていればやはり同じ様に的を使えるでしょう。こんな狙い方は邪道です。しかし的中だけに拘るとこうなりえる事は考えられるでしょう。ただし、結果的には前狙いのまま振り込もうとしても前に外れたり、後ろ狙いのままでいつも通り前に飛んでくれないで後ろに外れたりします。結局は普通に狙うよりも外れた時の後遺症は断然キツくなるでしょう。皆さんは八寸的や金的を狙った事が有りますか?中らなかったとしても「これなら尺二寸的なら皆中だ」みたいな経験は無いでしょうか?かと言って尺二寸的に戻して引けば同じ様に散らばるという事が弓道では普通に起こります。近々弓を引けるなら、尺二寸的を立てて中白だけを狙って引いてみて下さい。大学生が使う星的と同じ様な感覚です。実際に霞的を普段使っている人が星的を見ると相対的に大きく見えますが一時的で的中率が上がる訳では無いです。何故こう(小的を狙う方が矢所が集まる)様になるか?をきちんと消化して説明出来る人は私の周りには居ません。

離れと残身(心)を考える時に,何故審査や通常の試合では霞的を使うのか?また、社会人では得点的も有り、大学生では星的を狙うのか?初心者や高校生以下は霞的から始まるのかを考えていけば、狙いと離れがいつもと違って思えるかもしれませんね。

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