mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

学生さんに向けて、一般で異なる感覚について

試合場では「力む」「力まない」はひとまず置いておきましょう。日頃楽に引いていても、試合場や審査では力みます。いつも通りや「日頃の練習の成果を充分発揮して」などが実は簡単では無いです。かと言っても練習も試合も感情が動かない様ならそれも問題です。緊張し力む事はどんなに上達して上に上がれても必ず少なからず起こると思って下さい。目に見え無い感情や無意識の力みはどんなトップアスリートでも悩む問題です。したがってルーティーンやイメトレを大切にして試合前には集中する方法を模索します。力んでも緊張してもパフォーマンスを高めるには練習の裏打ちが必要ですが、どんなに充分練習してももうこれで大丈夫と思える事はめったに無く、ほとんどの引き手にはやり足りない感が残ってしまいます。試合前などに調子が上がってきたら良いイメージの日のタイミングで引く事をやめる方が良い場合もあります。脳の機能的には良いイメージを残して記憶する性質が有ると聞いています。直前まで矢数を掛けれるだけ掛けて、当日も付け矢が可能なら焦って並ぶ、あるいは巻藁で数多く引いたりしても完全に不安を消す事は難しいです。精神に与えるプレッシャーは少ない方が有利なので、落ち着いて良いイメージを作る方向で時間を使う方が良い場合も多いでしょう。試合前の一週間辺りは徐々に矢数を減らして良いイメージの時に止めれる様にコンディション作りが出来たら良いと思っています。試合場でも焦っている位なら今回のコンディション作りがイマイチとして「なる様になる、もうジタバタしても仕方ない」と開き直る位が良い結果を生む事も考えられます。感情は止められません。止めてはいけません。自分の状況そのままでベストを尽くすだけで構わない事が正解です。力む事も緊張する事も実は日頃と同じです。極端に緊張する場合は射技というよりも気持ちの在り方を疑い、たくさん引けば治まるものでは無いでしょう。この辺りの感覚も練習の段階で気にしてみる事も検討して欲しいです。気持ちの強さは大きな武器となるはずです。

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