mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

そもそも大三とは?

既にご承知の通り引き分けの通過点が大三で八節にもありません。入場する時には息と歩調を合わせるでしょう。大前なら神前への礼でおよそのテンボを次の人に伝えます。射もそのペースで行うとだいたいは早く感じます。果たして行射のペースから逆算して歩調を決める人は少ないと勝手に想像しています。これはひとまず置いて、打ち起こしから大三までを一息と考えてみます。打ち起こしから大三に移る中間点より少し後位でしょうか、息を吐き始めます。弓道を離れて考えても、吸う息と吐く息を比べると吐く息の方が長いイメージを持ちます。特に会では長く吐く感じを最終的には持つべきかもしれません。弓道では胸を詰めないで吸う息も覚られない方が良いでしょう。したがってブレスを入れるように短く吸って長く吐く事にはなりません。肩や肋骨が動く様な呼吸は避けたいです。大三から折り返す引き分けは吸うから始めると考えています。家電製品、特にエアコンや車のヘッドライトなどは始動の時にかなりのエネルギーが要り、負担が最も掛かります。つまりは大三を大三として一旦止めると再び引き始める時にかなり力みは出るでしょう。八節は連続性が有ると考える時に止まって見えるだけで外に現れない力は継続しているという理屈は生涯求め続けなければならない程難解な部分です。以前「調息調身調心」に触れましたが、息合いと左右均等は常に八節の土台です。射法訓の捉え方にも依りますが、何か違和感や不都合が起きた時はまず左右均等の確認と息とリズムを合わせる事から始めるべきです。的芯から左足親指の先端に線を引きその延長上に右足を出す事で基準が出来ます。打ち起こした後の矢、大三の矢、会はその線と平行に有るべきです。これで左右が均等になればもはや狙う必要もなくなるでしょう。案外守れて無い場合も多いですが、大三で矢は身体と平行です。大三からの動き出しが次に大切です。矢が上や前に向けば勝手引き、下や後ろに向けば押手が強いか逆に押手を楽に早くしようとしているかです。引き分けは矢が素直に動く事から組み立てます。大三では息を抜きながら力を貯め、吸う息で会に向かい始めます。吸う息で会に向かう人は多いですが、大三で息を抜く人も多いです。大三で息を抜くとほぼ100%押手が前に取られます。裏的(勝手側)から見れば容易に確認出来ます。その場合はほとんど大三で止めていると考えても構わないでしょう。

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