mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓を引く練習が苦しくないように

技術で当てるのではなく素直に飛べば中るという事が前回の内容の一つです。自ら駄目だ駄目だと脳に刷り込まないことで中りが上向く事は度々記してきましたが。技術と気持ちの両立はかなりの難度です。技術や練習量の裏付けに依って自信は生まれるとされる事は多いです。ですが、今回は違う見方を探してみます。気持ちにゆとりの有る時に身体のパフォーマンスが上がるという事ですが、気持ちが先という武道の観点から考えるとこちらの方が馴染む様に思っています。緊張する場面に立てば今さら練習は出来ません。充分に練習してきたとしても不安は消えません。では、不動心や無心などはどう練習すれば良いのでしょうか?皆さんに当てはまるこれっという正解は私には思い付きませんが、誰にも当てはまる物は元々無いと言えるでしょう。やはりここは「在りのまま」で覚悟を決めるしかないでしょう。元々緊張は人目を気にしたり悪い結果を恐れたり逆に目立ちたいなどの気持ちの動揺から生まれると考えられるでしょう。これはいわゆる雑念ですが、その感情も在りのままに受け入れる方が良いという事が今回の狙いになります。人は感情の有る動物です。思うことが無ければそれも問題です。全てを感じてそれを自分として受け入れる事を続ければ良いと思います。これが修練する事で、色んな物に蓋をして避けていては進歩は出来ないと考えています。緊張の中でも現在の全力を出せる事が大切で、緊張しないように気持ちをコントロールする事は少し違うと思います。場数を重ねれば慣れる事も考えられますが、緊張を抑えられるには相当場数を踏まなければならないでしょう。緊張するからこそ楽しめるという心持ちを目指したいと思います。とここまでは散々言ってきましたので少し言い換えてみます。

良い結果を望むならとにかくマイナス思考は無くしたい。自己中、ナルシストを目指します。勿論試合中の射位でだけですが、人目が気になる人はもっと気にして逆に「見てる」位の心持ちにしましょう。緊張も「きたきた」と楽しむフリをしましょう。始めはフリで充分です。試合中の射位では誰も助言出来ません。唯一の独壇場です。後から何を言われようと結果論ですね。出来ない事は当然出来ませんが、その出来ない事を一生懸命試みようとしているなら止めましょう。気になる事は練習する場で考えれば良いことです。試合でも練習するといったいどこであなた本来の射が見れるのでしょうか?成果を出す場では何も考えずに身体に任せて引きましょう。矢所が思いと違っても淡々とその立ちは引きましょう。外れ矢に対応をその場でして思う結果がでない時の方が精神的ダメージは大きくなると思います。「よし!やったるで、これでどうだ」と当てたい、勝ちたい気持ちに正直に従ってその立ちは終えましょう。小さいストレスは気付かない間に心に溜まります。マイナス思考の良い所は戦いの場では見付からないでしょう。

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