mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

早気克服の或手段②

「手の内を力まない」この感覚が始めから掴めたならずいぶん楽ですが・・・。

引き始めて一年位過ぎると危険な時期が有ると思っています。親指の付け根だけで弓を点で支えてしまう引き方です。しかも適度に手の内の力みが取れてきたような見た目の時、弓の不安定さと空回りの様な弓返りが起こります。押手も棒の様で確かに力みが表に見えないで軽く引けてきた様に思えます。私の受けるこの印象を同じように感じる人がどれだけ居るでしょうか?輪ゴムを親指に引っ掛けたらもう一方の手でゴムを摘み引っ張って飛ばしている様な印象です。ほとんど不自然さの無い状態ですが、私には土台つまり立ち位置が別の場所に有る様に思えます。

「中り」を楽しむ弓道は本来の弓からは当然で、「中る」を求める事も現代的です。正しく或いは綺麗に引く前に基本の通りに八節を踏んで射を終える事が先決です。押すや引くが未熟な段階でも会が無い事は出発点からは誤っていると自覚して下さい。中りが取れない弓は疑問ですが、早気で中る弓も問題です。

八節を踏んで引く習慣を付けて下さい。形を覚えた最初に戻るべきです。会が何かを知らなければ仮に少し改善したと思っても再び同じ道をたどるでしょう。早気はなるべくしてなったと自覚して下さい。会を理解して下さい。

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