mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

「真っ直ぐ引く」の真っ直ぐ

「真っ直ぐ立っている事」と「真っ直ぐ立っているつもり」は全く別物です。たいてい道場に姿見が有りますが、八節それぞれの位置や矢の水平などを確認する目的で使われています。

髪の乱れや胴着の着こなしを見ることもあるでしょう、その時に自分のただ立っている姿の正面や横を時には確認してみましょう。

自分の感覚で思う真っ直ぐが実際は違う場合は多いものです。自分の感覚で真っ直ぐ引こう、真っ直ぐ立とうと思っても

感覚に狂いが有れば当然真っ直ぐにはなりません。いわゆる「つもり」です。感覚に頼ってばかりではいくら練習しても改善されないでしょう。

天気の良い日に自分の真上を見上げて下さい。自分の目線で水平を見て下さい。微妙にずれているのが普通です。

「真っ直ぐ」は簡単に思えてもかなり難しい感覚です。私達は日常動作にも癖を持っているからです。例えば「水平に引いているつもりなんですが・・・」と言っても実際はどうなのか?は良く検討して下さい。自分の感覚をまずは疑いましょう。正面に打ち起こしたつもりでも左右にずれている場合はここが正面という感覚が既に間違いかもしれません。自分の姿を鏡に映して、肩の線などのズレを確認します。その時に肩だけが単にずれているのか、それとも鳩尾から上体が捻れているのかを観察して考えます。ここが真っ直ぐで無ければ弓を引きながらだと尚更真っ直ぐにはなりませんね。これは単純な道理です。

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