mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓構えと打ち起こし迄で射の大半は決まるかもしれません

足踏みと胴造りまでは淡々とされる方が増えています。練習中では特に弓構えから時間を掛けている印象です。

リラックス時は五秒吸って五秒吐く呼吸らしいですが、体配で皆と合わせる時では少し長すぎるかもしれません。大前が基準なので、大前の礼や歩きに呼吸は合わせます。自分の行射中はだいたい一動作一息で間が一秒位でしょうか。このリズムは引き分けはともかく一応の目安として保つ方が良いと思われます。どうしても弓構えに時間を掛けていると、いざ審査とかでは多少の狂いから的中が落ちる事も起きるでしょう。間合いは的中に影響します。理想的には普段も審査も試合も即座に対応出来る様に弓構えでは特にすっと構えたいものです。悩みを抱えている人ほど弓構えが長くなってしまうと思われます。すっと構える事といい加減に構える事は違うので、要所を押さえたらすっと構えられる様に日頃からの意識が大切だと思います。試したい事が有れば一本一本区別して引きます。弓構えがすっと決まらない時は打ち起こしや引き分けに影響します。意外に思うかもしれませんが、弓構えでの迷いは的中に影響します。足踏みと同じ様に押さえる箇所(的に向け矢束に開き足裏の角度を45度)をルーティーンの様に予め把握してから射位に立ちます。弓を構える時に色々考えるのは遅いでしょう。取り懸けや手の内も悩むなら八節の図を真似ましょう。円相は執り弓で意識しておきます。執り弓の腕の状態で他の動作を進めれば改めて円相は意識しなくても済みます。八節の連動はこういう事です。途中で「崩れるから治す」では無いでしょう。取り懸けの時手先に集中して手首をくねくね(表現は良くないですが)取り矢がぶらぶら動く様なら結局円相を取り直す事になります。姿勢も崩れては直すの繰り返しになってませんか?崩れてないなら直す必要もありませんね。無駄な動作を削って行くとはそういう事だと考えて下さい。入場から姿勢が保てれば物見を入れた時や打ち起こす前に改めて胴を造る事も無いでしょう。もし近々引かれるなら取り懸けの時に手首や取り矢を見て下さい。手の内を整える時に弓を動かしていないか見て下さい。単純ですがこれで射は落ち着いて行き的中も自然と上向きます。

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