主体は「崩さなければ直す必要が無い」という事です。昇段審査を受ける時に矯めたり勿体付けたりなどの意図的な事は本来必要はありません。

「身体が自然体で自然に動く」事が大切です。無駄な動きは本来無いものです。射も体配も余分を取っていきます。表現は悪いですが、見せ物ではありません。人を気にせず淡々と今出来ることを確実にこなすだけで構いません。しかしそれが出来たとしても美しく見える基準は一人一人違います。「全員に美しく」は元々無理です。頭では理解出来ても実践は難しく、審査なんかでは悪くすれば審査員の好みの物を目指す事になりかねません。人に迷惑を掛ける事は出来ませんが、自分が美しいと思う物を見つけていきましょう。