弓構えについて
ほぼここで射が決まると言えますが、悩む節にしたくないので厄介な所とも言えます。可能な限り射位に着く前に整理させておく様に考えています。手の内や取り懸けに時間がかかると悩んだままを引きずる結果になるのは避けたいです。
そもそも取り懸けと手の内を整える基本となるものは多くありません。整える時に効く効かないは考えない事にしましょう。離れが上手くいかない、出ない時に取り懸けを色々変える事や矢所が定まらない時に手の内の整え方を色々変える事は本来の引き分けからみると少し当て射に傾く恐れが有ります。加えて、引き分けの途中で引き方を色々変える事も自分の射は定まらないでしょう。「手先は整えて弓は身体全体で引く」事は前提として大切にしたいです。流動的に手の内も取り懸けも弓力に合わせて変化します。会に入った時点で全てが調和してくる様に考えて、固める時は弓構えにも打ち起こしにもありません。