mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

射法八節の図に沿って8

私は理系では無いので難しい事は理解していませんが、違う条件で導いた結果は比べられないそうです。流派が違う時点で練習方法は異なると思います。しかしその中で共通する物が有るならば、それは弓道に限らないと思われます。身体の状態には個人差が有っても仕組みは同じです。そこを共有すると、色々な分野やスポーツ、武道は根本的に似ていると考えて良いでしょう。

大三に移る始めは吸う息なので、執り終える辺りから吐くのが本来だと考えて、吐きながら身体を伸ばすという感覚で練習してきました。個人的には大三を通過して、勝手の方向が変わる時から吸い始めて、会或いは会の直ぐ前に吐き始めるリズムです。大三通過から吐きに転じると、会の吐く息が苦しくなるからです。大三で肩線や縦線を伸ばす時には吐きながらが前述の共通項に即していると考えています。テニスのサーブやボクシングのパンチの様に短く鋭く吐く事は出来ません。息は漏らすが表現としては合うでしょう。ここまでの節々でも吸って動き始めて吐きながら終え、次の吸いに合わせて動さも始めます。但し、吸いを短く吐きを長くするか、ここでも均等に考えるかで分かれるかもしれません。しかし息は覚られない事は武道の基本と考えると、吸う吐くは同じリズムで、引き分けと会が特別とも言えます。息は吐きながら丹田周りに力も落とすのはやはり難しいです。先輩にお腹と壁の間に矢を渡し丹田辺りから矢を押すように息を落とす事を教えて頂きましたが、非常に難しいです。今更ながら、腹式呼吸と丹田呼吸の違いを摸索しています。息に合わせて動く時にその息を敵に覚らせない武道の自然体は、簡単に出来なくても意識すべきなんでしょう。

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