mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

11個めです

昇段審査で体配や基本(正射?)などを気にすると、的中がままならなくなる事は少なくありません。60代半ばを過ぎた人ですが、良く中ります。三段までで昇段は望まなくしたそうです。本来、正射を目指している以上は的中も上がるべきでしょうが、ほとんどの場合は中りを先に覚えてから、昇段審査を受ける引き手が多いと思っています。その為に射癖も多く身に付いているかもしれません。そこは今回は別にして、後々から苦労しない引き方の思いを挙げておきます。試してみて嵌る人は実践して下さい。

ゴム弓を使うので、時と場所は選ばなくてもできます。手順に後先はありませんのでお気軽に🙂

どんなでも良いので会を作ってみて下さい。顔は的方向を向きます。いつも通り引いて下さい。ゴム弓だと震える経験が有るでしょう。普通は手首の力みを取る方向に考える場合が多いと思います。今回は勝手の肘を緩めて下さい。勝手の肘が落ち着いて震えが止まった状態で振り向き、肘の位置を確認してみます。肩よりもほんの僅か背面で弓力とのバランスが取れていると思います。そこから矢筋に引き足します。すると再び震えが始まる事を体感して下さい。大きく(主観)引いて、一生懸命保つ間は震えを止める事が難しいです。つまり、ゴム弓の軽さに任せて引き過ぎると震えを止める事が難しいです。それを手首の力みに集中して止めるよりも、肘の位置を摸索して下さい。つまりは、勝手の肩と肘の位置関係が肝となります。「手首で引くな」はなるほどその通りですが、単純に手首の力みだけを取っても、ゆくゆくは会の安定に不安が残るという事が今回の主旨になります。会での張りをどう考えるか、離れの安定はどうするか、早気にならない引き方はどうなのか等と後々大きく関わります。引かぬ矢束は解釈が難しいですが、そもそも矢束以上を引こうとしてないか?例え引き分けで反橋や乃の字に引いても、会の矢束は守ってみましょう。矢尺を長く思って引く事と矢束一杯に引くことの区別は必要です。

×

非ログインユーザーとして返信する