始めよければ終わりよしにしましょう
高校の部活に参加してたときの話しを載せてみます。
男子生徒ですが、始めて出た初心者の試合で一人だけ皆中しました。残念ですがその後試合の主力選手にはなれませんでした。「やった、やれる」と思うのも当然です。皆がすごいともてはやすのも当然です。自分の射や考えに固執するのはどうか?と思います。こういう生徒を数人見てきました。今でも非常に残念に思っています。コーチの助言を聴かなくなった生徒もいました。何でも簡単に出来ることはありません。始まりが良かったなら、もっと上達するにはどうしたら良いか素直に考えて欲しかったですね。
引き手全てに当て嵌まらない事は理解しますが、もう少し何とかしてやれなかったかと後悔しています。主観を持って引く事は大切です。しかし柔軟性を持って考えないと本当の自己流に陥ってしまうかもしれません。昔の人も同じ様に壁にぶつかって来たと思います。その為に射癖が起こらない様に基本を考えて練ってきたと言えるでしょう。射技編には押手と勝手の大病が挙げられています。やはりそこは経験論として目を通していても無駄にならないと思います。一度は手にとって理解が難くても頭に置いて練習したいですね。