mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

今までの失敗から学んだ中り

個人的なのですが私は高校時代に同期の中でも皆中したのが遅い方です。最後だったかもしれません。夏休み中に矢数を掛けていた時期です。結果的には良かったという話しで、先輩方に混じって試合のメンバーにも早く入って引く事が出来ました。前回の内容に直接結びつくとまでは言えませんが、私にとっては良い経験だと考えています。学生弓道部が盛んになる時期に重なっていた事の恩恵も゙大きく、そういう面でも幸運だと思っています。

さて今回の中りについてです。まずは大三での手の内を調える時に、的面に対して平行に弓は持たず、右側が前に出た感じに手首の状態を考えて下さい。内圧を生むためです。弦を引けば角度分ほど弓は少しでも捻られた感じで手や顔を払う事態を避けられます。始めの頃に手や顔を払った経験で手の内の力み゙が後々まで抜けずに苦労した生徒を見てきました。勝手の捻りや力み、押手の手首の振りや前離れ、最終的には早気まで様々に影響します。会で手の内の内圧が無いに近くなると弦での払う確率は上がり、前飛びが起きて後ろ狙いが増えます。手の内を会得するにはかなり難しいですが、そもそも内圧をきちんとイメージ出来るかどうかが必要です。始めの頃に自分で払う事を避けれた場合の引き方は、多くの場合は基本とは異なる対処の仕方になる危険が大きいと考えています。手の内や取り懸けを力むから払う、払わない様に前離れにすると的中は安定しないと気づくまでに必ず癖が付くでしょう。顔を払った経験は根強く残ります。手の内や取り懸けを力むと駄目だと頭で理解していても身体の反応は裏腹になります。私の経験から言うと、手の内や取り懸けを力む引き手や前離れの引き手に払った経験を聞くと、ほぼほぼ有ると答える生徒が多い結果です。顔や腕までは払わなくても髪を払うので、離れの度に髪を直す女生徒は手の内に苦労した経験を持っています。まずは狙いの通りに矢が飛んで、矢所がばらけない様に意識すべきです。同じ所に飛ばす、上下よりも左右に散らばらないを始めは目指しましょう。

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