mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

手の内と取懸け

手の内と取懸けで前腕から中指まで真っ直ぐ通す下筋側を意識するとしましたが、押手は練習で目に見えますが、勝手は感覚に頼るしかありません。こうした理由から、素引きや巻き藁前では物見をやめて実際に会まで勝手を見て引くことは有効です。

面白い事に、勝手を見て引くと最初は押手が負けて納まりません。勝手に意識が向いている為と言えますが、人に依っては目で見てる側に意識が偏っているとも言えます。

鏡を脇正面にして鏡を見ながら引き分ける時と物見を入れて引く時と勝手を見ながら引く時とそれぞれ身体の感覚に差を感じます。この三種類の引き方が同じ感覚を持てた時に、左右均等は体感出来そうですがどうでしょう。

人には言えませんが、巻き藁で学生時代に勝手を見ながら離した事が有ります。明らかに危険行為かもしれません。頬付けも胸弦も甘くなりますが、勝手の残心(身)は少し向上します。ゴム弓なら問題なく試せます。

脳の5感は7割が視覚情報らしいので、見ている方に意識が偏るのは当然かもしれません。身体全体に意識を均等に巡らせる事が左右均等には大切ですね。

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