mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

自分(自己)流の手の内

 正面の大三、斜面の弓構えで腕の方向と弓の握りの長辺面の角度が20度~30度位を保持したまま引き分けた時に的中率が良いという科学的な実験結果を目にした事が有ります。斜面はそのまま、正面は弓の挙動に合わせて引き分ける。手の内に関して、基本的には斜面と正面の違いをこの辺りに考えています。自分は正面打ち起こしなので、引き分けると手の内の内圧が上がってきます。自分ではなく弓に因ってです。なので、内圧が上がり過ぎないように会までに調整しています。調整と言っても大袈裟なことは何も無く、手の内の挟む力を緩めるかまたは、親指を前的側に開くような感じで握りの右内角を親指の付け根の方に呼び込むようにしています。したがって、手の内を「廻し入れる」という感覚はなく、勝手に入っていくと言った方が近いでしょう。打ち起こしから引き分けに移る時も、腕を伸ばせば手の内も回っていくと考えて、第一優先は左肘を伸ばして親指の付け根まで肩から真っ直ぐにしようとする意識です。まぁ未熟者なので、手の内を廻し入れようとしたら手首までも力むというのが真相です。それに弓を捻るのも良しとしていないので、自分の大三での弓とのバランスに見合った手の内は自然に造られると思っています。引き分けから会に近い辺りで「ぎりっ」ともう一つ手の内が入るのを強さ内圧の強さに対する基準としています。親指や人差し指の姿がどうであれ、手の内の基準はここです。その時の掌の感覚は文字に出来ませんが、手の内を廻し入れると考えて手の内を意識して引いていた時よりも自分の引き方に合ってきたと思っています。手の内を手の内だけで考えない方が良いと思う根拠でもあります。手の内を大三で的に向けるほど廻し入れても、結局は戻してくるなんて高等な事をしなくても単純に考えたいですね。

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