mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

手の内の調え方について

個人的体感は言葉では伝わらないので、少し想像力を働かせて下さい。

弓の回転軸と内圧については弓構えでの(打ち起こしまでも含む)天文筋を意識します。「弓構えでの」というニュアンスは、弓返りが90度から120度位の段階の話しです。弓返りが普通に起これば弓の回転軸は天文筋の回転軸と分離します。弓の回転軸は弓そのものの重心です。弓返りは手の内の中で起きる現象なので、手の内は弛まさないが弓になるべく触れてない状態が最善で、しかも弓がずり落ち無い(指1本以内)という残身を造る方向に修練します。つまり残身の位置で射位に入り残身のまま弓倒し出来れば動作は最小限で済みます。

弓の回転軸が弓の重心と考えるなら身体と同様に縦軸を真っ直ぐに保つ事で矢所は安定すると考えています。

弓返りが120度位までと言った理由は弓を機械的に固定して的に矢を向けて的に飛ぶ角度が根拠です。しかし可能なら270度以上は回ると良いですね。勿論弓力なりの弓返りが前提です。

これからも弓を引くなら残身の時の弓の回転軸がブレてないか?意識してみて下さい。些細な事とも思えるし、瞬間的に会のまま離れれば関係無いとも言えますが、理由が判らず矢が散らばる時の目安1つにはなるでしょう。

内圧については天文筋側、つまり人差し指の付け根側と小指の付け根側を意識して、親指の左側面は擦りません。親指の左側面を握りに擦らしても内圧は感じられますが、角見は親指の付け根という事を再確認して綿所と掌底を使い、親指を握りに押し付ける事は避けないと、手先の力みを取ることは先でも難しくなると考えて下さい。始めは「親指の付け根」と「橈骨と尺骨の内側」と「左肘」から「肩甲骨と腕の骨が繋がる所」までが真っ直ぐなるように引き分けを安定させます。その上で手の内を調える方法を吟味して下さい。手の内に豆が出来るならその位置を観察して、何処を力まないようにすれば良いか考えて下さい。けれども始めは豆を作っても気にしないで上達していけば徐々に消えていくと考えて練習しましょう。初心者に手先の力みを取れと助言してもなかなか難しいので、何処を力んで(必要な所にはしっかりと意識を置いて)何処を柔らかくするか?何故「人差し指は下に向けてはいけない」のか、「親指の腹と中指の先を離さない」とされている理由を指導者側が良く説明してあげましょう。

実射では手の内を調えたらそのままで、引き分けに意識を置いて身体と弓矢の関係を上手く作れるように考えて練習します。弓を引く為には手の内よりも取懸けや右肘の使い方、右肩の状態の方が優先です。会のまま離れれば矢所が的に集まるように練習しましょう。残身がそこまでの結果と頭で理解していても、いざ的前に立つと手の内や離れや残身が気になるものです。出来る限り残身はきちんと執り、顔向けしたままで身体の感覚で弓の状態や両肩の状態や右手の残る位置などを捉えて下さい。

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