mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

弓道で取り敢えず的中させる

和弓の仕組みについては触れてきましたが、人の手ではなく機械的に固定する角度を再確認しておきます。

握りを上から見て、的面に対する弓の外竹が凡そ30度右に傾いた状態です。

会で人が弓を持つ角度は、同じ視点からだと23度位です。

つまり23度で会に入ったら後7度程度右角が的方向に出ると弓返りの最小限度となります。弓返りが的中に絡む時の目安は約7度で、23度よりも少なくなれば足りない部分を足す事になります。仮に的面と平行の状態で会に入った時は、30度位弦が返らないと的よりも前に矢が着く理屈です。勿論これが全てではなく目安という事です。

和弓は入木に打ってあるので、多少は弓が助けてくれますが、弦が関板に激しく当たるので弦音は良く無い様です。

弓を捻る場合も故意に行うと弓の右内角で矢を弾いて前に着きます。内圧は構えのまま引いても発生するので、離れの時に改めて力を足す必要はありません。

虎口の人差し指側が握りに擦れる様に引き分けると弓力なりの矢飛びを得る事が出来るでしょう。この状態までが定着してから「冴え」や「弦音」を更に研いていくとまずは考えて下さい。

的中の良さは自信にも繋がります。精神面への貢献は大きいでしょう。但し、先で力みを取る様に練習するなら余分に何かをする事をまず控えてください。

手の内に終わりはありません。基本が出来てきてもそこでは終わりませんから、手の内で的中させると考えるよりも前に基本の構えを会得して下さい。

取懸けにしても構えのまま会まで引ける様に練習します。しかし、五重十文字は会に入った時に近づく様に練習すると考えて下さい。会や離れの状態で変えずに引くと捉えると力んで見えます。

手の内と取懸けは射の進み具合で微妙に変化していきます。固めると力むは概ね弛む危険と隣合わせに有るでしょう。

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