弓の中仕掛け
弦溝に弦は掛けて引くので中仕掛けは弽の溝に合わせます。筈を入れる部分はきつくしない方が良いです。筈を番えて弦が切れる事はほとんどありません。弽に擦れると磨耗したりするので毛羽立って来たら修整します。
離れで悩む時には、弽と弦が擦れる所の跡を確認して下さい。きちんと弦溝が垂直になっていれば擦れた跡も上下均等に近いでしょう。細かい事ですが時には確認しましょう。矢を番える位置も巻藁矢などで弦に添わして床に立てれば、毎回同じになります。弦輪も今の弦を張る時に本弭側の位置を確認しておけば替え弦を作る時に役立つと思います。少しでも時間を短縮すれば練習時間を増やせますので、例えば弦は矢数が3000本から4000本位で定期的に変えると良いかもしれません。替え始めは長さが伸びるので何本か引いて仕舞うと良いかもしれませんね。
弦が切れた時はついでに失の練習をすると一石二鳥です。失矢も同じです。思わずに起こる失は精神面でも平静ではないかもしれないので、ただ単に動作として練習するよりも身になる可能性は大きいでしょう。
ただし、失や弦切れは仕方ないとは思わずに出来ることは準備して下さい。