mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

優先

場の掌握に含まれる目使いが一番重要で簡単なようで難しい。これがまず第一に挙げられます。

顔の横に目が有ればもっと広い視野が得られるかもしれませんが、前に二つなので180度位が掴めれば上出来だと思っています。歩くにしろ、弓を引くにしろ、試合場でも、控え室でも常に周りの状況を掴んでいる事が最優先です。中たりに関係ないと思っている方も多いかもしれませんが、すごく大事な事柄です。バカにしないでしっかりと場を掌握して感覚を研いで下さい。 

 方法は難しく無いです。目線を動かさないで視野がどこまで拡がるか意識していれば良いですね。格好良く言えば気配を感じ、音を感じ、風を感じて射位に立ち、行射中も安土全体が目に景色として捉えられれば万全です。仏目や半眼で中たりが増えれば楽と思いませんか?技術だけ磨いても気が伴わなければ何事も成らないと思います。目に見えない気力も技術に含まれるはずです。

 ここぞという場面では皆緊張します。緊張しない方がむしろマイナスですね。しかし緊張が人に悟られると危ういのが勝負の世界でしょう。緊張してない振りが大事です。そんな!と思わないで半眼にして何事もない平気な振りをしてみましょう。「緊張しないよ」と言う人は少し問題が有るかもと思いますが、「緊張するとかしないとか意識して無い」と言う人の行動を真似すると良いかもしれません。緊張が見られる人に「緊張するな」と言うよりも、「緊張を楽しんで」と言える人になろうと思っています。

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