mypace-mywayのブログ

未熟なりに弓道を考えて、わかりにくい事を単純にし、自分の頭の中を整理した道筋を残しながら、迷った時に戻って来る拠り所の場所を作ってみたい。「あの頃はあんな事を考えていたのか?」

mypace-mywayのブログの新着ブログ記事

  • しばらくは射法より射技寄りの詳細に。

    まず打ち起こしの高さとされる45度ですが、教本第二巻射技編に骨格差が出にくい高さの記述があるので挙げてみます。両肩の線から会での矢の線を延長した高さです。打ち起こした矢筋がそこに有れば物理的に最短距離です。その面に沿って右肘や手首が動けば、勝手自体も最短距離になりそうです。この基準だと首の長さや鎖... 続きをみる

  • 正射必中と自身の射の折り合い

    「正しく弓を引く」は良い感じです。「骨格で引く」や「骨を射る」も魅力を感じます。「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ離す」というのも良いですね。「息に合わせて」や「無心で引く」もまた魅力的ですが、これらは時と場合で一致しない事も有ります。 単純に性格や背格好、考え方は人それぞれという事なんですが・・・。 全日... 続きをみる

  • 弓道の手の内と取懸け

    弓道は枝葉にいくほど考え方も色々変化するので、細かい部分は私の主観が前提に有るとして捉えて下さい。 先日You Tubeの動画を見ていたら、手の筋について挙げている方が居ました。親指を除く四指の筋は尺骨側の肘の下辺りを通っているという内容です。指の構造上で親指だけは違う様ですが、この筋も稀に無い人... 続きをみる

  • 弓道の手の内を内圧から考えると

    肩周りのゼロポジションが肩線に対して脇正面に35度上に45度ほど腕を伸ばした状態の話しをしてきましたのでその補足をします。 手の内の良し悪しを無視して、そのまま弓を握ると腕と弦の角度が一拳程度になります。それを会まで保てば会でも弦は腕から一拳離れようと圧が掛かった状態です。弦は通常では弓の中心に戻... 続きをみる

  • 弓道の練習について脇道のお話しです。

    よく有る話しですが、実は気がつきにくい事です。道場に来て練習する時に皆さん自分の気になる部分を中心にされると思います。誰も居ないで一人で引ける事は稀でしょう。 他者は自分の気になる部分を中心に人を見ています。自分は会の納まりを今日は改善しようと思ってきたら手の内を指摘されたり思いと違う所を指摘され... 続きをみる

  • 弓道で矢乗りの左右と上下について

    「的を鼻筋で割り矢を上から見る」と言っても感覚的な意味合いですが、意識すると役立ちます。一般的に矢所は的の幅に入れば上下の調整は前後に外れるよりも比較的簡単です。足踏みに狙いが一致していて離れで矢の向きに飛ばせれば安定して的中を得る段階に近づいたと言えます。逆に高さは的に入るが前後に外れる場合の原... 続きをみる

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  • 弓道手の内の進め方

    まず手の内は中てるというよりも真っ直ぐ水平に矢を飛ばすと考えます。足踏みが的に向きその線上に矢を引けば狙いは付くと考えます。ニュアンスの違いだけの話ですが、「狙いに引いた矢をそのまま真っ直ぐに飛ばす」と「手の内で的に矢を中てる」では修練する方向性に微妙な違いが有ります。矢は的に向いていないが手の内... 続きをみる

  • 手の内 続

    八節の図を見ると両手首は左右対称ではありません。天文筋と掌底の使い方が要因です。基本の整え方で天文筋によく当たる様に外竹左角を位置決めしてます。その方が回しながら天文筋に当てるよりも簡単です。元々斜面では小指重視なために正面打ち起こしでその状態を最短で造るとすれば、脇正面に手の内の虎口が向くほど動... 続きをみる

  • 再び枝葉で弓道の手の内

    指の力を入れて曲げると手の甲が力みます。それは指の筋が甲側に有るからですが、曲げ方に依るので徒手のまま色々試して下さい。一番避けたい状態は手の甲の筋と指の全ての関節が力んで曲げた状態です。手の内の形で力んでみると、人差し指の動きに影響が有るようなら、三指はがちがちです。最低限力んでも人差し指の自由... 続きをみる

  • 弓道の射法八節について

    手の内と取懸けを枝葉として載せてきました。また枝葉について進めますが、今回は概念的な事に触れてみますので興味無い方は飛ばして下さい。 射法八節は連動動作なので、例えば手の内だけを細かく考えても難しいと思います。これは必ず踏まえて欲しいです。 以前挙げましたが、足首が固まると肩も固まります。それも左... 続きをみる

  • 取懸けのまとめ

    弽の種類以上に取懸け方に対する考え方は有りますが、弦を掴まない事から始めて最終的には「柔らかく」が目標となるでしょう。 具体的に守りたい一番は、人差し指を中指の補助として使い帽子側に働かせないという意識です。中指と人差し指、親指、薬指と小指の三つのブロックに分けて考えていきましょう。 始めのうちは... 続きをみる

  • 取り懸けの具体策続き

    肩甲骨と腕の付け根から尺骨を通して小指の付け根まで感覚の上で一直線になるように射を進めてます。打ち起こした時に掌底が下がらない事を会、離れ、残心(身)まで意識します。この状態のままなら手先の捻りは不要だと思われます。単純に引き分けで手首の操作はしない様に考えてます。 手首は構造上尺屈や背屈に動かし... 続きをみる

  • 枝葉の「取り懸け」具体策の続きを更に細かく

    人差し指の位置関係ですが、側面は中指に接します。堅帽子とは接するか接しないかの微妙な感じが好ましいとは思いますが、いずれにしても帽子側に力は向きません。ましてや、人差し指で帽子を抑えることは是非止めて下さい。 引きが足りない場合以外は乙矢をぎゅっと握って甲矢を引く事をやめましょう。特殊な例では、甲... 続きをみる

  • 続枝葉、取懸け

    取り敢えずの基準ですが、弦に引かせると親指の付け根に弦があるので親指は矢筋に合わせて水平に近くなります。弓を開くにしたがって筈も親指も的方向に出ていきます。なので手首は故意に曲げない方が良いと思います。手首は捻ったり折ったりは意図しない方向で考えて下さい。会に入った時は弓力に任せた状態が力みの無い... 続きをみる

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  • 弓道の枝葉詳細へ

    今回は取懸けにします。 当然ですが、自分の道具に合わせて行ないます。弦溝の形状やその大きさに合う中仕掛けの作り方や矢摺り皮と堅帽子の縫い付け方(向き)には関心を持って下さい。 取り敢えず弓構えで固めて引くという感覚は捨てましょう。手首もその時に固定しません。弦と直角は立体的に捉えて柔軟性を持ちます... 続きをみる

  • 射法訓

    射法訓の書き出しは「抑々」です。射法訓を読むまでそもそもこの熟語を「そもそも」と読むとは知りませんでした。そもそもの書き出しから弓道は本来こうした物だ結局こうだと表した意図を感じますがどうでしょうか? 心身も的も不動だと始まります。心身も身心では無く心が先なのも個人的には好きな表現です。 次に動作... 続きをみる

  • 弓道で常に意識する事の続き

    前回前々回に射技の元になる事を挙げました。身体や力みに偏りが無くて気持ちが落ち着いていれば中りは取れるようになるでしょう。それを踏まえて枝葉に進んでいきます。 顎を引くや腰を入れる様な意味合いの言葉は弓道以外でも耳にします。顎を引くは首筋を伸ばす事と同意で、腰を入れるは臍を下に向けるなどと弓道では... 続きをみる

  • 弓道を始めに習い後々まで尾を引く事

    前回の続きになります。 身体の仕組みと心持ちに興味を持てると弓道が広がっていく事です。 本来の引き方は身体に無理のない物だと考えて下さい。左右均等も三重十文字にしても身体の一部に偏る力みはまず避ける様に考えて射は組み立てていきましょう。気持ちの面は思った以上に射に影響します。古文にも有りますが、弓... 続きをみる

  • 弓道で始めに習い後々まで残る事

    全部そうだと言えば反論出来ません🙂しかし、後々まで尾を引く内容は優先順位を考えて伝える或いはまず習うべきでしょう。手の内も胴造りも大切ですがどちらかと言えば胴造りが先です。学生時代の弓を扱う前に胴造りだけの練習をさせられていました。その時に胴造りが出来たかと言えば答えは「いいえ」です。結局、胴造... 続きをみる

  • 弓道の枝葉⑦ 口割りが降りない、胸弦が付かない

    取り敢えず左右均等といった思いで出来るだけ矢の水平と平行に気配りして弓を開きましょう。 「口割りを合わす」「口割りに降ろす」「胸弦をしっかり付ける」などの言葉は結構な頻度で耳にします。 会に入ったと自己判断した時に胸弦が付き頬付けが出来ていればそれ以上矢を寄せたり降ろしたり出来ません。詰め合ったら... 続きをみる

  • 弓道の枝葉⑥

    取懸けですが、最も必要な感覚は引き分けに入った時に弦溝が弦に引かれる感覚が感じられるか?です。親指や中指で弦を引く事は打ち起こしから引き分けに入る時の避けたい要点です。それに手首が加わると更に後々影響します。会に入った時の矢筋方向への張りは、勝手の肩甲骨から肘を中心にするにしても手首を裏的へ折って... 続きをみる

  • 弓道枝葉⑤   ①から④を前提にして

    骨格から見ると、手の骨は肩甲骨から4本まで真っ直ぐにつなげる構造ですが、親指の骨だけが側に沿っている状態が見受けられます。つまり、親指の付け根に弓力が集中すると親指の負担が大きくなり過ぎます。逆に言うと親指の自由度が大きいとも言えます。角見に対しての構造上の考え方は、親指の補助を何処にするか?と考... 続きをみる

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  • 弓道の枝葉④

    的は背負う様な気持ちで始めは立つことをお勧めします。あまり前傾姿勢にならない様な感覚です。実際は足踏みの前面が的の中心に向くので、矢をその真上に引き込むと前屈みにはなりにくいとは思いますが、打ち起こしや引き分けで弓に引っ張られない気持ちを持とうという意味合いです。的の半分特に前目に矢が付く時には確... 続きをみる

  • 弓道の枝葉③

    多少の身長差や体格差が有っても和弓は水平に引く事が基本です。的の下端が射位の床と同じ高さになるように的は立てられています。甲乙の矢は回転が違う様に羽根を生けてあり、一手では矢同士が接触しない工夫がされています。弓は長くても反動の抑えられた二箇所のうち下側に握りを設け、裏反りから逆に弦を張り、上下の... 続きをみる

  • 弓道を始めて後から思う事枝葉②

    中りを取る事は難しいと考えない方が良いとこれまで言ってきました。地連で話題にするとほとんど受け入れてもらえない雰囲気になります。当然ですが色々前提条件が有る上の事です。しかし、その条件は難しくは無いです。射法訓や禮記射技や射法八節の図に目を通した覚えが有る事で少なくとも最低限の基本が頭に有って、出... 続きをみる

  • 弓道の枝葉について①

    正面打ち起こしでの手の内は出来るだけ柔らかく構えます。人差し指も親指も伸ばそうが曲げようが構いません。それよりも会と離れでの形の変化に目を向けて下さい。取り敢えず形の変化が少ない方向に修正する方が良さそうです。曲げているものが伸びたり伸びているものが曲がったりするなら、何らかの能動的な動きを加えて... 続きをみる

  • 弓道を続ける動機について続1

    始めからうまくいかなくて当然です。その事を念頭に枝葉を挙げていこうと思います。それも1連の動作を辻褄が合うような形の流れに沿って考えます。 足裏の角度を60度から広げて行くと、矢所が少し上がると聞いてます。足踏みの幅自体も広げて行っても矢所は上がって引き足らずの感覚がある時にも若干引きやすくなると... 続きをみる

  • 弓道で修練する弓を引くという事

    時代劇で弓を引く姿を見れば経験者の多くは「ちゃんと引けてない」と思うでしょう。撮影では強い弓を引く必要は無いし中りも的に矢を立てて別撮りが可能です。主旨は見様見真似でも目で見た情報の通り再現することは簡単では無いという事です。仮に弓道の本などで基礎知識を得て撮影に入ったとしても結果はさほど変わらな... 続きをみる

  • 手の内や取懸けなど手先の力を抜く事について

    一つ皆さんに考えて欲しい問題を挙げてみます。 「手先の力を抜いて肘で引く」です。肘で引くを目指し手先を使わないで引いた結果として、引きが小さくまとまり、また肘を痛めたという話を聞きます。結果的に引きが小さくなる事や肘を痛めるという事はマイナスです。 手先の力を抜いて肘で引くは間違った内容と思ったこ... 続きをみる

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  • 弓道と仕事で手の内と取懸けについて

    私の仕事は完成(仕上がりや仕舞い)が頭に無いと進みません。首尾一貫してないと度々後戻りする様になります。全てがそうなのかもしれませんが、形が残る仕事なので特に始めの段取りが上手く行くと最後まですんなり進みます。逆に行き当たりばったりに始めると後になるほど問題が出ます。すると気持ちも落ち着かずに間違... 続きをみる

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  • もう少し弓道手の内

    床や壁に腕を突いて身体を支えてみましょう。ほとんどの人が床や壁に手のひらを付けて手首の骨で身体を支えると思います。指で支えるのはきついですが腕の骨なら苦にならないでしょういでしょう。肘は力んでなくて関節が決まっていれば大丈夫です。足の膝の場合も同じ様に足は力んでなくても立っている事ができます。足の... 続きをみる

  • 再び手の内

    掌底・小指の付け根はまず意識して構えます。とは言っても正面打ち起こしなので、柔らかく握り弓力を受け弓を安定させる場所を意識する様に考えて下さい。掌心特に虎口は握りへ故意にべったりと付けない。人差し指の内側・親指の左側面は故意に握りを挟まない(弓力に依って虎口が閉じられる事と区別する)取懸けと同様に... 続きをみる

  • 手の内に押手かけ

    初心者が押手の二の腕や顔を弦で払うと親指にかけを付ける事を勧める場合の是非ですが、離れで顔を避けたり前離れになる場合は有り得ますか?痛い思いは尾を引く可能性が有りますね。 個人的にはやめた方が良いと思います。何故かという事ですが、手の内が効くと考えるのは疑問だからです。初心者が親指の左側面の皮を剥... 続きをみる

  • 手の内と取懸けの関係

    以前には手の内を押手と勝手の両方共の総称としていました。射法の前提に左右均等が有るからです。押手と比べて取懸けを軽く見るとあまり良いとは言えないでしょう。 引く時には押手の手の内、離れでは勝手の取懸けを気にする引き手は多い印象が有ります。矢所が散らばる時などは押手、離れに違和感が有れば勝手と弓構え... 続きをみる

  • 一応個人的手の内の現状

    親指を押し入れて手の内を回さない方が良さそう。 橈骨と尺骨で均等に弓力は受けたい。 大三で手の内を的に向け角度を調整しながら引くと少し高度な技術で、押手の肩周りが弛みやすいので注意する。 基本の通り目付け節辺りに意識を置いて的に押すよりも常に弓を押す。 押し大目引き三分の一と言っても自分の左右均等... 続きをみる

  • 続いて手の内ですが、

    斜面に手の内の練習方法で「紅葉重ね」を聞いた事が有りますが、初心者の場合に薬指が三指の中で一番力む事が関係しているのでしょうか?普段でも手を握る時に薬指が飛び出ている状態にはなりにくいと思うのですが弓を引けば薬指が活躍する事は多く見受けられます。一つの原因として中指を的に回しながら引き分けに入って... 続きをみる

  • まだまだ手の内です。

    射法訓を残してくれた吉見順正はたぶん紀州竹林派の創始者と記憶しています。射法八節の図は正面打ち起こしですが、射法訓は斜面で禮記射技は中国が出典という事を予め理解する必要が有ります。私の個人的想像ですが、斜面なら小指の重要性を考えて手の内を追求していただろうし、射法八節の図のモデルとされる中野範士は... 続きをみる

  • 続続手の内

    「弓を押す」 拇印やボタンのように指を押す事とは違います。では、親指の付け根なら押せるのか?虎口なら押せるのか?に言葉を変えてみたらどうでしょう? 付け根に弓力が掛かると負けない様に押し返そうとします。付け根が負けてへの字に曲がると見映えの面からも良しと出来ません。問題とするのは押し返す以上弓力を... 続きをみる

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  • 続1しばらくは手の内にします

    著作権が不明なので画像は載せられませんが、江戸時代の会の写真を見た時の印象から始めます。会なので流派は判りませんが、ほぼ斜面打ち起こしでしょう。 先ず口割りはボーダーラインの上唇に付いてます。少し弓は伏せ気味に見えますが胸周りは楽に見えます。手の内の親指は根元は中指に少し掛かっていて、ほぼ真っ直ぐ... 続きをみる

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  • しばらくは手の内にします。

    再びの確認ですが、手の内十年と難解な技術とすれば学生時代に会得する事は難しいと考えられます。しかし学生さんで的中の良い引き手は少なくありません。矢数の違いは無関係とは言えませんが。従って矢飛びなど冴えと言われる事部分を無視すれば中りを得る事自体は可能だと思えます。これを前提として進めてみましょう。... 続きをみる

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  • しばらくは手の内を考えて感じていきます

    綿所を固くすると親指にも力が入ってきました。正直、隣り合っている部分の片方に力を入れてもう一方を全く力まない事は難しいと思います。今は会で親指と人差し指のどちらも動かす事が出来るので、要は指先まで力む事は避けられると思います。従って日常の握る動作の指先を使う習慣を変えるという意識は最低必要でしょう... 続きをみる

  • 弓道の手の内についての分解

    まず左腕とは切り離して考えます。つまり左腕を伸ばす力で回し入れないということですが、正面打ち起こしの大三に移行する時の話しです。 多くの文献を読むと正面打ち起こしの手の内は出来るだけ柔らかく作り、斜面との違いを強調される場合が多く見受けられますけど、個人的には正面も斜面も流派の違い程の差は無いと思... 続きをみる

  • 弓道の仕組みについて

    一般的に弓箭(弓矢)を使って何をするかは引き手次第です。これも弓道の魅力になっています。 例えば、昇段を目指すとか的中を楽しむとか或いは身体の為とか人それぞれ目的は違っています。 昇段を目指すなら審査の基準(全日本弓道連盟ならそれに叶う引き方)を満たす様に練習していきます。的中を望むならそれはそれ... 続きをみる

  • 弓構えから打ち起こしの連絡

    どちらかと言えばの程度ですが、弓構えと打ち起こしが決まれば後は引くだけと考えても良いでしょう。 どちらかと言えば、引き分けや会や離れの途中で色々変えるよりも、射位に立つ前や弓構えと打ち起こしに悩む方が好ましいでしょう。 どちらかと言えば、足踏みと胴造りがごっちゃでも真っ直ぐ立って引ければ良いでしょ... 続きをみる

  • 打ち起こしについて

    円を描く様に捧げあげる打ち起こしを意識しながらも脇正面に身体を取られない事を前提にしています。自分の感覚では弓は少し伏せ気味で末弭を天井に突くような感じで息は額辺りから吐いて終わります。上げきって吐くと弛む可能性を考えているからですが、上げきってからどこまでも上げるが見た目は止まっている基本的な感... 続きをみる

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  • 弓構えについて

    ほぼここで射が決まると言えますが、悩む節にしたくないので厄介な所とも言えます。可能な限り射位に着く前に整理させておく様に考えています。手の内や取り懸けに時間がかかると悩んだままを引きずる結果になるのは避けたいです。 そもそも取り懸けと手の内を整える基本となるものは多くありません。整える時に効く効か... 続きをみる

  • 胴造りについての現状です

    胴造りの肝は引き分けで重心が移動しない事だと思います。以前質問された内容が「少し前傾になるのが正しい胴造りなのでしょうか?」と問われた時の答えです。教本には両足親指と両足踵を交互に交差した土踏まず同士の中間となっています。弓は一様に身体の前面で引くために、少し脇正面側に引っ張られがちになりやすいと... 続きをみる

  • 流れに沿って弓道八節を順に

    現在の私の意識としてです。 本座では右足外側が的の中心に向く位置より神棚側には立ちません。但し射位では背負い的気味になるように左足はしっかり前に踏み込みます。(イメージとしてですが) 足踏みでは足の力は入れない様にしています。総体的に弓力に合わせて力を足していく意識はどの節でも常に持つようにした方... 続きをみる

  • 弓道八節に対する目の付け所について

    的中が安定しなくなったり元々安定させたい時にまず何に目を向けますか? 「手の内と離れ」が圧倒的に多いと勘ぐっています。少し悪意の有る言い回しですが、例えば「足踏みや胴造りを真っ先に検討する」感覚を持った人には余り会った事はありません。 取り敢えずは結果的な現象と構えに関する部分は分けて検討する方が... 続きをみる

  • 現在の弓道と自分

    何事も流動的に捉える事を考えてみる姿勢は必要だと考えます。その時その時の流れが有り、正解は一つではないと思うし、人が作ってきた物は人が時代に合わせて変えていくのが順当だと思います。武道としての弓道はどうか?と考えた時も他の武道と同じ様に、色々と射に対する理論は当然あるでしょう。一つ気を付けたい事を... 続きをみる

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  • 弓道と禅

    たまたま見た禅寺の番組について、個人的に興味を持った部分を挙げてみます。外部からお寺に座禅を組みに来た人が座禅の説明を聞きながら実際に体験する内容の番組でした。 過去にも似た様な番組は見たような気はしましたが、今回は呼吸の仕方を説明されていたので紹介します。 「吸う息で縦に伸びるイメージ、吐く息は... 続きをみる

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  • 大三での中指と親指について

    親指の腹と中指の先は付けたままの引き分けや残身を意識して親指の付け根は意図的に押さないで弓力に応じた受け方をするとして基本は捉えます。受けて耐える事と親指の付け根を押す事は大差無いと考えても構いませんが、引き分けに入って大三に行く時のイメージはかなり異なると考えています。大三は広く低く執ると引き分... 続きをみる

  • 弓道を始めて後からわかる基本

    今回は余談とも言うべき内容です。 当然ですが「基本体」は重要です。足踏みと胴造りの大切さと同じ様にスタートする時に要る事なのに軽視される場合が多いのは事実と思われます。しかし、弓道と本気で向き合わないと基本体の大切さも見えてこないと言えます。したがって、初心者の頃に教えてもらっても難しく、実践は出... 続きをみる

  • 前回の続きですが意図が違うと思われる方は飛ばして下さい

    二つ挙げた手の内の内圧は前者から始まり後者に移る段階に依る差とも言えるためどちらも誤りではありません。 今回は豆の違いを考えてみます。 薬指や小指の内側で指先の間接辺りで指と直角に(縦)出来る豆と天文筋近くの掌底側で天文筋に平行に出来る豆で痛い思いをした経験はありますか? 私の場合は高校生の時に親... 続きをみる

  • 弓道の手の内を内圧から考えると

    内圧は一部分であっても掌(手の平)の皮が捩(よじ)れる事に影響されます。始めに豆が出来たり親指の握りに当たる所が切れたりする事で想像出来ますが、この場合の捩れる内圧は二種類で弓返りにも影響すると考えています。例えば、ずるっと滑って手の内が入りすぎると髪や腕を払う事も起こります。だからと言って力んで... 続きをみる

  • 弓道で弓力を上げる下げるについて

    母校(高校)の部活で助言している時に男子部員の主将が弓力を上げる相談に来ました。18㌔から20㌔に上げたいとの希望です。たまたま他県の私の先輩が引きに来ていて、即座に反対されました。弓力を変えると今の中りと同じ様に引けるには何千本と矢数が要るからというのが理由です。強い弓を引きたいという願望は私に... 続きをみる

  • 弓道の練習について

    まず以前に道場の不文律(有文律の場合も目にした)で、高段者の後ろに立ったり矢乗りを見たりしてはいけない事や許可無く手の内を見てはいけないなどを紹介しました。射を見てもらう為に自分より高段者に後ろから見ていただく場面は有ると思いますが、他の二つは疑問だとも感想を挙げています。 手の内って見ただけで理... 続きをみる

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  • 押手の肘と勝手の肘について

    簡単に言うと押手の肘は二の腕が力まない様に、また肩に響かない様に弓力を受ける状態が最善と予想しています。それを意識して自分の肘の入れ具合を決めましょう。勝手の肘は押手に比べてという意味からは故障しやすいと言えます。両肘は打ち起こして引き分けの軌道が一射毎に一定する事が大切でしょう。例えば肘から先を... 続きをみる

  • 弓道の押手で手の内と肘と肩甲骨の関係について

    部分的な見方になる事は望ましくありませんが、下半身との関係は除いて押手から始めてみようと思います。 肩甲骨>肘>手の内という力感には抵抗が無い前提で進めます。ここで注意したいのは二の腕です。つまり、人体の仕組みとして「関節などの骨格」を使う事で筋肉の使用感が変わる事を意識出来ているか?という事です... 続きをみる

  • 手の内の親指信仰について

    言葉の選択に意図はありませんので了承して下さい。親指と人差し指は運悪く事故で短くなっても付け根に握りが当たれば弓は引けると考えています。したがって親指を伸ばしても曲げても中指と離れなければ問題はありません。人差し指は下に向けてはいけないと基本にありますが、三指を避けた状態(横に目一杯広げた状態)で... 続きをみる

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  • 弓道で手の内の重要性について

    道場で練習していた時に手の内についての質問を受けた事がありますが、近くに居た方が隣で一緒に聞き耳をたてていました。私はこういう場合が好ましく無くて、それは人それぞれに話す内容は変えているのが理由です。その引き手はまだ初心者に近く話す相手は段持ちです。必然的に現段階には差が有ります。こういう場面は多... 続きをみる

  • 的中と離れについて

    「離れは結果です。」が、「気息の発動で自然に起こる」まではかなり時間が掛かりそうですね。また余分な力が抜けて軽く離れるまでの間も同様に考えていますのでそれまではどうしたら良いのでしょうか?について考えてみます。 始めは反復練習に依る習慣化が一番の方策と思えます。つまりしばらくは離れるというよりも離... 続きをみる

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  • 射の安定と正射の関係性について

    まず「正射必中」なので「正しく引いても的中が不安定」は有り得ません。「綺麗に引いているのに的中が得られない」時は正しく引けてなく正しい様に見えるという働きは違うが見た目正しそうという事です。非常に角が有る言い方ですがしばらく付き合って下さい。 「正しく引ければ中るが失敗すると外れてしまう」これも疑... 続きをみる

  • 弓は中てる為に引く

    唯一飛び道具を使う弓道という武道の楽しさを味わいましょう。そして的に中る音も楽しみ、弦音も矢勢も良ければ尚気分も乗って行くに違いないと思います。 この考えに異議を唱える人がどれくらい居るか?も個人的には楽しみの一つに含まれます。 手の内十年や引かぬ矢束或いは正射や自然体などは理解が難しく、例え知識... 続きをみる

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  • 弓道で厄介な部分ですが

    「左手に弓を持って右手で弦を引いて矢を飛ばす」が弓を引く動作の全てです。なので厄介となりますが、何故厄介と言うのか?について進めます。 社会人が弓を引き始めるとまずは初心者教室に参加します。学生は部活動に参加します。どちらも誰かに習う事になるのが一般的です。これについては良し悪しではありません。 ... 続きをみる

  • 中る射と当て射について

    個人的見解です。 「足踏みが的に向いて、両足の親指を結ぶ線上に矢を引けて、矢の向く方向に真っ直ぐ飛ばせる」が中るという風に捉えています。 一方で当て射は「ここでこうして、ここはこうして」と手順を考えながら引き、外れ矢が出ると「あそこであれを忘れていた、もう少しここをこうした方が?」と常に何かをしな... 続きをみる

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  • 弓道の体配について

    主体は「崩さなければ直す必要が無い」という事です。昇段審査を受ける時に矯めたり勿体付けたりなどの意図的な事は本来必要はありません。 「身体が自然体で自然に動く」事が大切です。無駄な動きは本来無いものです。射も体配も余分を取っていきます。表現は悪いですが、見せ物ではありません。人を気にせず淡々と今出... 続きをみる

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  • 射位で失矢を避ける事について

    射技が正面打ち起こしの場合、打ち起こしから引き分けに移行する時途中でよく見かける筈こぼれですが、修正にどう対処するか?の考え方について少し触れてみます。 「中仕掛けを太くする」や「勝手の手首を捻る」などという助言を耳にした事が有りますがどうでしょう? 「中仕掛けはゆるゆるでも、手首を捻らなくても筈... 続きをみる

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  • 手の内の具体策について

    まずテーブルの上に手の平を上に向けて腕を自然に伸ばして置いて下さい。手の平の力は抜くと指はピンと伸びず自然に曲がります。肘の内側は手の平と同じ様に天井に向きます。これが骨格が自然で楽な状態です。この状態から筆記具を持って使う様に動かすと橈骨が尺骨の上に交差して乗る状態になります。私達は日常生活にお... 続きをみる

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  • 両手の手の内

    「手の内と言えば押手」が普通ですが、弽の中の取り懸けの形も結構重要です。私自身は左右の共通点が有ると考えています。矢擦り藤と矢擦り皮の様な呼び方の名称が似ている事では無く、指の働きの面からです。上下の違いがありますが親指と中指の関係性、小指の締め具合の考え方、薬指や人差し指の状態などについてなどで... 続きをみる

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  • 手の内でしない方が良いと思う事(続)

    手の内を弓構えで考えすぎない事です。角見が効いている或いは効かすと考えるなら会で出来上がりと考えてみて下さい。手の内に悩む人の多くは構えの時と引き分けの時に手の内に意識を多く使う事も原因になっていると思います。 引いた結果として角見は効くと考えて引く段階が必要です。角見?という段階なら尚更でしょう... 続きをみる

  • 執り弓の姿勢が弓倒しの姿勢

    少し大局的な内容が増えたので少し具体的な細部を挙げていきます。 執り弓の姿勢でも肩甲骨の使い方が大切になります。腰と同じ位に肩甲骨は重要な部位でしょう。肩甲骨は横に拡げる様に開いて使います。つまり執り弓の時に肘を前に動かして肩を力む必要はありません。肩甲骨を正しく使えば肘は身体の厚みに納まります。... 続きをみる

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  • 弓道で左右均等の考え方について

    人の身体は非常に精密であらゆる部分が絡み合って動きます。左右均等は言うなれば自然です。押手は伸びて勝手は曲げている姿の違いが有っても働きとしては左右均等です。 王貞治選手は奥歯がボロボロだったらしく、インパクトでぎゅっと噛みしめていた様ですが、投手の球を打ち返すだけでなく柵越えまで飛ばす為に極限ま... 続きをみる

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  • 弓構えと打ち起こし迄で射の大半は決まるかもしれません

    足踏みと胴造りまでは淡々とされる方が増えています。練習中では特に弓構えから時間を掛けている印象です。 リラックス時は五秒吸って五秒吐く呼吸らしいですが、体配で皆と合わせる時では少し長すぎるかもしれません。大前が基準なので、大前の礼や歩きに呼吸は合わせます。自分の行射中はだいたい一動作一息で間が一秒... 続きをみる

  • 引き付けと会の関係は結局自然体

    江戸時代よりも前かと思っていますが、矢の高さを肩の高さまで低くに引いていた時が有ったようです。今考えるとどう狙っていたのか?不思議です。感覚的な狙い方だったのでしょうか。今の矢擦り籐の高さよりも狙いは高かったかもしれません。現在の口割りはそこより下げない最低線と明記されています。口の辺りとなった理... 続きをみる

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  • 当て射と中る射について

    ある程度の技術が身に付くと毎日弓を引かなくても中りは取れます。自分の引き方に固執している場合は特に、中る確認の為に道場に来ている人も見受けられます。まず審査で昇段を目指している人と試合で良い成績を残したい人と比べると後者の方が的中は良いです。あくまでも個人的な印象ですが。これは目的の違いで良し悪し... 続きをみる

  • 中ると言う事

    「正射必中」はひとまず置いて下さい。中りは自分の中に有ると考えてみて下さいという事で進めてみます。 「中る感覚」「中る或いは中った時の脳の記憶」はかなり重要で無視出来ないな要素です。大半はその感覚を求めているか、記憶を辿ってそれを元に引いている場合かはかなり多いでしょう。これは両刃の剣で良くも悪く... 続きをみる

  • 引き分けがうまくいっている判断

    ずばり筋肉痛の場所です。勝手の力こぶの反対側(二の腕の外側)です。本当は押手の同じ場所が均等に発達する事が理想ですが、まずは前述の場所です。前回に書いた通り、押手は伸ばして勝手は曲げている事が引き分けでの均等の取り方が難しくなっていますが、取り敢えず筋肉痛の場所が一般的に二の腕の外側なら間違ってい... 続きをみる

  • 引き分けの始めについて

    弓の引き方のスタートについて最も簡単にまとめてみます。体幹や自然体はこの際別にして考えます。初心者も経験者もどちらにも関係するでしょう。 「骨法」つまり骨を射るですが、骨を支えて動かす為に筋や筋肉があります。したがって、それぞれの使い所を区別して引き分けの出発点とします。立っている時の足、身体を支... 続きをみる

  • 手の内再びの一応まとめ

    まず親指と人差し指は伸ばそうと曲げようと体勢にさほど影響しません。基本では人差し指を曲げても伸ばしても良いが下に向けないと書かれています。弓を持たないで人差し指を下に向けようとすればかなり不自然な力み方になるので、なんと無く理解出来るかもしれません。親指の曲げ伸ばしは流派にも依るので自分で選択して... 続きをみる

  • 手の内再び⑤特に初心者に近い方

    指導する人で気になる事を始めに上げておきます。人は自分が気にする部分を主に見ていると考えて下さい。特に勝手の納まり、手の内、押手の肩や肘、肩甲骨の使い方、姿勢などです。これは誰しもが長く研究して悩む部分です。したがって経験者も程度の差は有っても一様に悩んでいます。手の内を主に助言される時はその指導... 続きをみる

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  • 手の内再び4

    手の内の整理をしてみます。 ①弓構えで弓力は無い為に手の内の力は要らない確認 ②斜面の打ち起こし、正面の大三で矢束はだいたい3分の1。手の内も弓力同等でバランスを取るが、弓力に+αしないと止まってしまう。 ③弓を捻る、弓を挟む、親指と中指が中心、親指と小指が中心、親指の握りに当たる位置など良し悪し... 続きをみる

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  • 手の内再び3

    小指と薬指を曲げて閉じるとそれに連れて中指が自然に曲がります。弓を持たず弽も付けない両手でその感覚を調べてみて下さい。手の内も取り懸けもその人差し指の感じを一応の基準に出来ます。離れで故意に手の内を動かさなければ会とほとんど変わらない手の内の残身となるでしょう。理論上は引き分けに入ってからの手首の... 続きをみる

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  • 手の内再び2

    弓構えでの円相は肩(肩甲骨)からと考えて、肘の状態よりも肩甲骨や肩の状態を優先します。手の内を整える時も色々な基本が浮かびますが、膝の皿の上に本弭を置いて末弭を神棚にしっかり倒す事の優先を検討して下さい。手の内の事をと言いながら肩甲骨?と思っても結果的に手の内を力まない事に先々繋がっていきます。始... 続きをみる

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  • 手の内再び

    俗に言う「グリップ」に関連して手の内を始めから考えていきます。 多くの道具を使うスポーツでは基本として持ち方や構え方から始めます。野球のバット、テニスやバトミントン卓球などのラケット、剣道の竹刀、ゴルフクラなどを思い浮かべて下さい。ある程度弓道を追求している引き手なら、握るや持つという表現に抵抗が... 続きをみる

  • 現在進行形の手の内

    入木の弓を引くと弓は少し捻られると捉えています。それに親指の付け根を何処に当てて構えるのかを整理してから打ち起こしますが、八節の図に倣うと弓構えの時に手の内の向きは少し脇正面に向いています。左右均等の基本は大前提ですが、弓構えでは手首の状態に違いが出ます。執り弓の姿勢で伸ばした(左右に広げた)肩甲... 続きをみる

  • 現代弓道の難しさと易しさについて

    射法の前文に的は「不動にして不惑」という部分が書かれています。吉見順正は江戸時代初期の人ですが、射る相手が人や獲物ならば動く事が予想出来ます。泰平の世の中に入ったか或いは武器としての主流が鉄砲などの火薬を使う飛び道具となったかの影響も有るでしょうが、修練では動かない的を射る事が普通になってきた頃と... 続きをみる

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  • 虎口の皮を巻き込む

    手の内の指導の時に虎口の皮を巻き込むという言葉は馴染みが有るでしょう。私の主観から「巻き込む」場合と「巻き込まれる」場合を親指を起こす事と絡めて進めていくのが今回の主旨です。 弓構えで「手の内は天文筋を外竹左にきちんと当て虎口の皮を巻き込む様に親指の付け根を内竹右に当てて構える」などと初心者教室で... 続きをみる

  • 手の内の角見と綿所と虎口と天文筋

    「上押し」は天文筋の握りとの当たりで「ベタ押し」は綿所と握りとの当たりに整理してみます。 天文筋への当て方で手の内への弓力の掛かり方が変化しますので、上押しを「掛ける」を上押しが「掛かる」に替えると無駄な力みは少なくなるでしょう。五重十文字の一つに有る手の内と弓の直角を弓構えから会までの行程全てに... 続きをみる

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  • 和弓は美しく引く

    パソコンを長く使っているとゴミ(パグ)の様な不要物が溜まります。すると段々と動作が遅くなると考えられます。デフログしてメモリーの断面を整えますが、弓道でも動作を邪魔する物が色々有るのではないか?と思います。 例えば流派に依る違いがごちゃ混ぜになったり、引きながら色々考える事に一貫性が無くなったりし... 続きをみる

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  • 「真っ直ぐ引く」の真っ直ぐ

    「真っ直ぐ立っている事」と「真っ直ぐ立っているつもり」は全く別物です。たいてい道場に姿見が有りますが、八節それぞれの位置や矢の水平などを確認する目的で使われています。 髪の乱れや胴着の着こなしを見ることもあるでしょう、その時に自分のただ立っている姿の正面や横を時には確認してみましょう。 自分の感覚... 続きをみる

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  • 「弓を引く以上は」という意識

    「弓道をする目的」ですが皆さんは何でしょう? 誰しも自分が納得出来る射をしたいと思われますがどうなんでしょう? また昇段したいとも多くの人が思っていると思われますがどうなんでしょう? また人から見た自分の射がどんなかは気にしていますか? この三つは微妙な色合いを持って雑念を引き起こします。この三つ... 続きをみる

  • 弓道教歌のただ矢束と引く矢束

    初心者は「ただ矢束」で構わないでしょう。ただ矢束が良いという意味ではありません。引かぬ矢束は最終形として、単に引く矢束とただ矢束を比べてみます。 引く矢束だと普通は引き離しになりやすく矢所の安定がままなりません。引き分けや会での力みも引く矢束の方が優っていると思います。勝手の弛みや先で早気に陥るリ... 続きをみる

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  • 射即人生の身近な話しで丹田について

    歳を重ねると急に身体を動かすと故障するなんて事が増えてきます。よいしょ、どっこいしょと思わず声が出る様になりますが、実は大切な事らしいです。声を出す事に依って腰の辺りの奥の方で深層筋が動いて、動く準備する画像を見た事が有ります。 何故丹田と絡むかと言えば、「臍下三寸」なんて聞いた事は有るでしょうが... 続きをみる

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  • 射即人生とは身近な話し

    人体に備わった仕組みを自然な形で利用して身体を動かす事が出来れば、故障もせずに弓を楽しめるでしょう。 前回に背伸びの話しをしましたが、厳密には日頃私たちの思う背伸びと弓道で言う所の縦に伸びる事は違います。前回は心持ちの部分が主体だと考えて下さい。肋骨の下を(鳩尾の高さ)少し持ち上げると骨盤が少し前... 続きをみる

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  • 弓道を続ける動機について

    私の意図は中々見えにくいかもしれません。「射即人生」と言えばちょっと触れがたいテーマですが、実は単純です。弓道を楽しむ事が一番の方策だという意味合いに沿って話していこうと思います。 平成20年頃だと記憶していますが、以前お話した文部省が弓道を知らない人を対象に「弓道」を説明している文章を目にした事... 続きをみる

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  • 早気が何故駄目なのか?

    「早気は駄目ですか?」と問われたらどう答えますか?教本の一巻に具体的な長さはありません。詰め合いと伸び合いからある程度類推する事は可能かもしれません。いわゆる五部の詰めを確認しますが、皆さんは一つ一つ正確に意識しているでしょうか?そこから伸び合いに向かえば五秒から六秒は掛かるでしょう。 教本を片手... 続きをみる

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  • 一応早気についてのまとめ

    まず押手を突っ張らない事です。次に射位に就く前に射の流れを確認しておきましょう。取り敢えず打ち起こして感覚的に弓を引く事を止めます。人の脳は錯覚もするし予測もします。今までの習慣を破り新しい事を定着させるには時間が要ります。要は「いつもの通り」を変えてやれば脳は安心します。 正直な話し「ちょっとず... 続きをみる

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  • 早気克服の或手段③

    前回は少し抽象的であまりに中傷的でした(^_^;) 会を持てない理由を「気持ち」で捉えると、結果に逸る事・弓への恐怖感・引き分けで使い果たした力みから続かない緊張感・呼吸の不安定さなど「射に落ち着きがない」等にしてみます。そこから技術を関連付けてみると何か見えてくるかもしれません。 「結果に逸る」... 続きをみる

  • 早気克服の或手段②

    「手の内を力まない」この感覚が始めから掴めたならずいぶん楽ですが・・・。 引き始めて一年位過ぎると危険な時期が有ると思っています。親指の付け根だけで弓を点で支えてしまう引き方です。しかも適度に手の内の力みが取れてきたような見た目の時、弓の不安定さと空回りの様な弓返りが起こります。押手も棒の様で確か... 続きをみる